平成31年1月7日に、あいクラブ通信Vol.28を発行いたしました。
自然災害大国ニッポン
日本人のルーツはここにあり!
災害のことが報じられない日はないように思います。かつてないほど多くの人が何らかの災害の犠牲になっています。
国連国際防災戦略事務局(UNISDR)は、昨年 10月10日、1998年~2017年の20年間に自然災害によって世界全体で130万人死亡し、経済損失額は2兆9080億ドル(約330兆円)に上ると報告書をまとめました。
20年間全体の自然災害発生件数は7255件。このうち、気象に起因する災害が全体の91%と圧倒的に多い。洪水、暴風雨、干害、熱波などの気候変動災害よる被害が大きかった、件数は前20年間に比べて2.2倍増、130万人の死亡者のうち、過半以上の56% (74万7234人)は津波を含めた地震災害による。津波を含む地震の発生は2011年の東日本大震災を含めて563件。災害全体で、負傷したり、移住を強いられた人は実に44億人に達しました。
わが国は、世界でも有数の災害大国です。国連大学が出している「ワールドリスク報告書 2016年版」には自然災害に遭いやすい国 (被災可能性)で、日本は世界で4位に位置づけられています。充実したインフラと優れた対処能力、適応能力によって「脆弱性」(ぜいじゃくせい)の指標がかなり優れているため、総合的には災害リスクを押し下げ、17位になっています。
欧米諸国では、米国が127位、カナダ145位、英国 131位、フランス152位など、いずれも100位以下と災害リスクは低い評価です。ちなみにアジアでは、中国85位、 韓国 113位で、日本は自然災害について際立って高いリスクであることが示されています。
日本は、欧米アジアの先進諸国に比べ台風、大雨、大雪、 洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火など自然災害が発生しやすい国土です。日本の国土の面積は、全世界のたった0.28%しかありません。
しかし、全世界で起こったマグニチュー下6以上の地震の 20.5%が日本で起こり、全世界の活火山の 7.0%が日本にあります。また、全世界で災害で死亡する人の0.3%が日本、全世界の災害で受けた被害金額の11.9%が日本の被害金額になっています。
日本と自然災害の長い歴史、そこに日本人の本質があります。自然災害を乗り越え、自然と共存し調和して生きてきた。そういう経験が私たち日本人らしい精神性を育ててきました。
日本では、自然災害が多いので、自然に対して謙虚になります。自然災害が多いからこそ、日本人はお互いに協力し合い、助け合うことの大切さを知っています。私たちの精神性が歴史的、伝統的に無意識に受け継がれてきたのです。
“海外から日本人の災害時の民度の高さが称賛されています。そこに日本人が日本人たる理由があるのです。
近い将来起こるであろう大災害時に機能して、減災を実現することになると確信しています。
【執筆者】
市川雅清(いちかわまさきよ)
1955年生・B型・おうし座一級葬祭ディレクター 技能審查協会審查官
ライフ終活アドバイザー
趣味/写真・登山・心学研究
座右の銘/単純、明快、矛盾なし
大切にしているもの・・・/見えないもの、見えないところを大切にする