あいクラブ通信Vol.27発行しました。

あいクラブ通信2018.10.01



平成30年10月1日に、あいクラブ通信Vol.27を発行いたしました。

寿命は「体温」で決まる! 「低い体温と長い寿命」の関係とは

体温は人間にとって非常に重要なものです。低すぎても、高すぎても問題が起きます。
体の内部では様々な化学反応が起きており、それによって臓器は機能していますが、体内の温度が高くなるとその反応が早くなります。たとえば、肝臓は有害なものを外に出す「解毒」の機能を果たしますが、この際「酵素」と呼ばれるタンパク質が働いています。体温が高いと、酵素の処理速度が上がり、 解毒の機能が活発化、活性化すると考えられています。 また、「免疫細胞」には体内の温度が高くなると攻撃活性が上がるものが存在すると指摘している論文があります。 筋肉にも同じことが言えます。筋肉を温めることによって体内の化学反応が活発になり、効率よく、スムーズに筋肉が動くようになります。

エネルギッシュに活動するためには、平熱を36.5℃以上に保つことが重要です。特に活動量が多い、壮年期 (30-44才)、中年期 (45-64才)にかけては、体温を高めておくことによって臓器や筋肉が活発に働き、意欲的に動くことができます。しかし、いつまでも高い体温を維持し続けていいかと言われると、それは違うようです。 昨年12月、イギリスの医学専門誌『ブリティッシュ・ メディカル・ジャーナル』に、米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の医師らによる論文が発表されました。アメリ力の大規模病院の外来を定期的に受診した18歳以上の患者、約35,000人のデータを使い、体温とその他の健康指標がどう関わっているかを調べたものです。

甲状腺機能の低下が、体温が低いことと関連性があるなど、様々な結果が明らかになりましたが、何より注目を集めたのは「体温が低い方が、寿命が長い。」という結果でした。高い体温と高い死亡率の関係は重要な発見です。しかし、まだ詳しいメカニズムはわかっておらず、今後さらなる研究が必要です。

カロリー制限をし、食事の摂取量をへらすと、体温が低下するという学説があります。105歳で亡くなるまで、元気に過ごした元聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏も12年 (当時100歳)の講演の際「私は起床時には35℃あるかないかです。」と、語っていました。一日のカロリー摂取量を、推薦される75%程度である 1.400calに抑えていたことで知られています。平熱を保っていると「オーバーヒート」に繋がってしまい、活性酸素がDNA を傷つけ、疾病のリスクを高めてしまいます。年齢によって、適切な体温は変わる!70歳を過ぎたら、体温を上げ過ぎないこと「省エネな体」が肝心ですね。

次回、第28号の予告
気になります! 「自然災害と日本人」について、考えてみたいと思います。お楽しみに・・・

【執筆者】
市川雅清(いちかわまさきよ)
1955年生・B型・おうし座一級葬祭ディレクター 技能審查協会審查官
ライフ終活アドバイザー
趣味/写真・登山・心学研究
座右の銘/単純、明快、矛盾なし
大切にしているもの・・・/見えないもの、見えないところを大切にする

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